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母親

2006-08-20 Sun 23:09
『私』には『子供』がいました。『父親』は『ここ』の『研究員』です。
出会った頃の『彼』はある『研究所』の勉強熱心な『普通』の『研究員』でした。
朝から晩まで『実験道具』と『書物』に埋もれて暮らしているような『人』でした。
それが『彼』の『生き方』であり、『幸せ』なのでしょう。
それはそれでいいと『私』は思います。
…ただ、『彼』は少し熱心過ぎました。
『結婚』して数年経った頃、『私』が『妊娠』したことがわかりました。
『彼』も丁度同じ時期に『ここ』から『勧誘』を受け、迷わず『ここ』に移りました。
『あの人』が狂いだしたのは『この時』からです。
やがて『私』は『臨月』を迎え、『出産』しました。
そして、『その日』のうちに『彼』は『あの子』を奪っていきました。
『実験動物』として『我が子』を使うためです。
『私』は『あの子』を一度しか腕に抱けませんでした。
『名前』を呼んであげることすらできませんでした。
『夫』のしたことは許せません。
しかし、愛しています。
けれど、『あの子』のこともとても愛していました。
『私』は『決断』しました。
『あの人』を殺して、『私』も死にます。
『私』は『妻』として生きることよりも、『母親』として死ぬことを選びます。
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