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the avenue to… 2

2007-03-21 Wed 23:31
「あ~…着いた…」
莉の目の前に少し開けた場所が広がった。
そこには各々に休んでいる仲間がいた。
「莉!!大丈夫!?さっき無線で落ちたって!!」
仲間の一人が声を掛ける。
とても心配していたようだ。
「藍欒…大丈夫だって。ちょっと滑っただけ」
「んな訳ないだろ。藍欒、応急セットもって来てくれ」
莉が答えた側からロンが冷たく否定する。
さっきどついたのを根にもっているのだろうか。
藍欒はロンに言われるとすぐに応急セットを取りに行った。
「お前はそこに座ってろ」
「何故?大した怪我はしていない」
莉はたっていられないような怪我はないと思った。
あの崖からここまで10㎞は歩いた筈だ。
そんな怪我をしていたら歩いていられない。
「歩き方がおかしい。ひねったんじゃないか?」
ロンはそう言うと莉の肩を掴んで近くの岩に座らせた。
靴を脱がせ、足首を見ると確かに腫れていた。
「あ、腫れてる。全然気付かなかった」
「気付かなかったら普通はかばって歩かんだろ。本当にお前の神経っておかしいよな」
少しカチンときた。
しかしロンが行ったのは間違っていない。
確かに自分はおかしいと思うことは多々あった。
何をしてもあまり痛みを感じない。
刃物で斬ろうが骨を折ろうが周りが騒ぐ程痛かった覚えがない。
今回のような程度の怪我は人に言われるまで気付かない程だ。
「ほいよ。今日は帰ったら自主トレは止めてさっさと寝ろよ」
考えているうちに手当ては終わっていた。
「なんかあったら言ってね。無理はしちゃ駄目だよ」
無理はって…ここ徒歩で下山だよな…
安静には出来ない。
どうするべきか…
「なんだ、怪我したのか?」
背後から声を掛けられた。
「神崎少将!!いえ、大したことはないです。ちょっと捻ったようですが…」
「捻挫か…癖になると困るな…そこに救護班の車があるから乗っていけ」
この山の何処に車の通れる道があったのだろう…
「すみません」
「気にするな。君はうちの貴重な戦力だからね」
会釈をして車に向かった。
「横澤莉!!」
呼び停められた。
「なんでしょうか」
「基地に戻ったら話がある。怪我をしているところ悪いが私の部屋まで来てくれ」
「はぁ。了解しました」
何故戻ってから?
ここではまずいのだろうか……
少し引っ掛かりを覚えたが、莉はこの場を後にした。
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