スポンサーサイト

-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨

「涙」

2010-02-23 Tue 18:50
嬉しき時・・・

悲しき時・・・

自らの頬をつたう雫。


人は自己の感情を「形」として外へ排出する。

その尊い雫には、眼ではとらえることのできない・・・

「色」が存在するのかもしれない。


淡く蒼い悲しき色・・・。

激しく紅き憤怒の色・・・。

切なく緑した虚空の色・・・。

眩く輝く歓喜の色・・・。

深い漆黒に包まれた憎悪の色・・・。

すべてを包括する純白の虚無の色・・・。


人には個々の色がある。

無限に広がる色の可能性。

滴り落ちるそれは・・・

常に同じ色とは限らない。

常に異なる色とは限らない。

たとえ同じ感情であったとしても。

たとえ同じ人物であったとしても。


全く同じ色が二度と作れない絵具のように・・・

それは、濃淡を変え・・・

そして、強弱を変え・・・

様々な側面を見せているかもしれない。


時間軸が同一線上にある限り・・・

変わらぬベクトルを示す限り・・・

それは日々生まれ・・・

静かに消えていく・・・。


まるで朝日が昇り・・・

夕日が沈むように・・・。


何事もないかのように・・・

繰り返し続ける。


俺の瞳から滴り落ちる雫・・・。

貴方の瞳から滴り落ちる雫・・・。

それらは一体、何色を呈しているのだろうか。
スポンサーサイト
別窓 | 文 檸檬 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨

「雨」

2008-11-30 Sun 09:25
雨・・・。

それは万物においてかけがえのない存在。

それ無くしては、ここまでの繁栄はできなかった。

繁栄・・・?

否、崩壊の間違いではなかろうか・・・。

それはここで述べるべき問題ではない。

どちらにせよ、雨なしでは動植物は一切育たないのだ。

雨は本来、崇高で、神秘的なものである。

「恵みの雨」とはよく言ったものだ。

しかし・・・。

雨は時に忌み、嫌われる存在となる。

雨を疎ましく思い、太陽を恋しがる。

確かに、太陽も必要不可欠な存在ではあるだろう。

人は実に身勝手である。

欲しい時にしか好まない・・・。

その身勝手さが人の持つ卑しさなのかもしれない。

その卑しさがあってこそ、人は人になりうる。


雨は人の精神に大きく作用する。

たかが水滴だというのに・・・・。

されど、その水滴は万物を生かし、死をも司る。

また、雨はすべてを洗い流してくれる。

嫌なことも、良いことも、すべて・・・。

また、雨はすべての雑音をかき消してくれる。

嫌な音も、良い音もすべて・・・。

己の内にあるしこりまで雨に影響される。

雨のあとには虹ができる。

「雨は嫌いだが虹は好き」

なんとも「人」らしい発想ではないか。

嫌いなものが連れてきたそれを好むのだから・・・。

実に矛盾している。

実に面白い。

あなたは雨が好きですか?嫌いですか?
別窓 | 文 檸檬 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨

「望」

2008-11-15 Sat 01:14
「汝、何を望む?」

「俺は巨万の富を得たい」

「汝、それは何故である?」

「一生遊んで暮して幸せになれるからだ」

「それは物の真価を知ってのことか?」

「真価?そんなものはどうでもいい、大金持ちになりたいんだ」

「汝、物の真価を知らずして幸を受けることができると思うのか?」

「楽して富豪になれるならそれに越したことはないだろう?」

「・・・愚かな・・・」

「叶えてくれ」

「よかろう、汝の望み叶えてやろう」

「ありがとう!」

「そして、物の真価を知らぬ己を恥じ、苦しみ、身をもって真の幸を味わうがよい」



「汝、何を望む?」

「私は名誉が欲しいです」

「汝、それは何故である?」

「私は人から称賛されたいんです」

「汝、名誉とは何故価値があると思う?」

「名誉があるってことは、それだけ偉大ってことじゃないですか、だから・・・」

「力なくして名誉を得、それに価値があると思うのか?」

「名誉は名誉ですよ。名誉さえあれば見下されることはないですから」

「・・・愚かな・・・」

「お願いです、私に名誉をください!」

「よかろう、汝の望み叶えてやろう」

「ありがとうございます!」

「そして、名誉の価値に気づき、その重さに苦しむがよい」



「汝、何を望む?」

「・・・死にたい・・・」

「汝、何故に死を望む?」

「・・・生きてても良いことないし、死んだ方がマシだから」

「汝はこの世に生を受けた事をなんと思う?」

「・・・別に、自分なんて生まれてこなければ良かった」

「汝が死を求め、それで何かが得られると思うのか?」

「・・・苦しみから解放される」

「・・・愚かな・・・」

「・・・早く楽にして」

「よかろう、汝の望み叶えてやろう」

「・・・ありがとう」

「そして、生を受けたことの意義を見出し、その神秘さ、崇高さに悔いるがよい」



「汝、何を望む?」

「永遠の命を!」

「汝、何故に不老不死を望む?」

「やりたいことがたくさんあるし、いつまでも生きていたいから!」

「汝、万物の命に限りがあるのをなんと思う?」

「悲しいと思う。いつまでも生きていれば幸せなのに」

「不老不死にこそ幸せがあると思うのか?」

「それだけってわけじゃないけど、その方が幸せに近づくでしょう?」

「・・・愚かな・・・」

「お願い!」

「よかろう、汝の望み叶えてやろう」

「本当に?!」

「そして、有限の尊さ、無限の虚しさを感じ、永久の孤独と苦しみを味わうがよい」



「汝、何を望む?」
別窓 | 文 檸檬 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨

「想」

2007-03-20 Tue 00:32
人は、誰かを想う・・・。

人は、誰かに想われる・・・。

それは・・・。

自然の摂理であり・・・。

必然である。

人もまた・・・。

その必然を求めている。

時に、「運命」などと呼称される。

確かにそうかもしれない・・・。

しかし・・・。

運命は自らで勝ち取るものである。

「思う」・・・。

「想う」・・・。

全く異なる・・・。

二つの「おもう」・・・。

多くの人間が・・・。

その違いを認識しているだろう。

だが・・・。

その真意を知るものは少ない・・・。

いや・・・。

いないのかもしれない。

あるいは・・・。

真意など、存在しないのかもしれない。

無意味で・・・。

陳腐で・・・。

愚かな・・・。

「おもい」。

だが・・・。

非常に気高い。

人は実に脆く・・・。

人は実に儚く・・・。

そして・・・。

人は哀れだ・・・。

想いは・・・。

人の意思とは無関係に・・・。

自然に作用する。

人が人を想うとき・・・。

それは発動する。

形など存在しない。

形など存在する意味も無い。

形が無いからこそ・・・。

人は惹かれる。

想いを形にするなど・・・。

愚かな行為であり・・・。

形になった想いなど・・・。

価値は無い。

人は・・・。

人を想う・・・。

人は・・・。

人に想われる・・・。

そう、望んでいる。

人は・・・。

悲しみの中では生きていけない生き物である。
別窓 | 文 檸檬 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨

「虹」

2007-01-15 Mon 02:07
人は霧の中に入る。

人は闇の中に入る。

いや・・・。

知らず知らずのうちに、迷い込んでいるのかもしれない。

誰もが暗闇の中を駆け抜ける・・・。

誰もが暗闇から抜け出そうともがく・・・。

誰もが・・・。

決して逃れることの出来ない暗闇・・・。

必ず、訪れる暗闇・・・。

暗闇と気付かない暗闇。

何がしたい?

それが分からない・・・。

何が出来る?

それも分からない・・・。

周囲からの雑音も・・・。

一切聞こえない暗闇。

たとえその雑音が・・・。

救いの言葉であっても・・・。

陥れる言葉であっても・・・。

何も聞こえない。

暗闇の中では・・・。

全ての言葉は意味を成さない。

言葉だけではない・・・。

味覚・・・。

聴覚・・・。

視覚・・・。

触覚・・・。

嗅覚・・・。

すべて・・・。

意味を成さない。

それが救いの手であることにも気付かずに・・・。

出口の見えないトンネル・・・。

やむことの無い嵐・・・。

何もかもが絶望。

絶望とも思えないほどの絶望。

誰に分かるだろうか?

誰なら分かってもらえるだろうか?

誰にも分からない・・・。

誰にも分かってももらえない・・・。

周囲は分かろうとする・・・。

見せ掛けだけは分かっている・・・。

しかし・・・。

たとえ誰にも理解されずとも・・・。

たとえ誰とも共感できなくても・・・。

暗闇は・・・。

必ず光をさす。

出口の見えないトンネルにも・・・。

必ず出口はある。

やむことの無い嵐も・・・。

必ず太陽は輝く。

そのときには・・・。

きっと、頭上には七色の虹が光り輝いている。
別窓 | 文 檸檬 | コメント:2 | トラックバック:0 | ∧top | under∨

| 言の葉一片 | NEXT
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。